2013年7月31日水曜日

◆「NHK就職への道」へようこそ!!トップ(常時)

「職員OBのため、先輩職員のため、君だけが出来る奉仕がある。」

「何が何でもマスコミ!テレビ!そうだ、不況で左右される民放より徴収という財源のNHKに就職したい!」・・・と言うのはミーハーならずとも学生にありがちな想いですが、早期の退職、鬱病などが少なくないのもマスコミ業界の特徴です。

公式ページの「先輩たち」セミナーでの人事の官製情報就職本の情報など聞こえのいい情報は簡単に手に入りますが、仮にも報道機関を目指すなら耳障りのいい情報が正しいか、まずは考えてみません?

2018年に起きていること

「どこもかしこも8K!(90インチくらいじゃないとわからないけどな)」

「 ネット展開! 」(ちなみにW杯アプリは公式映像の垂れ流しで外側だけつくったけどな)

「 受信料裁判! (この国の裁判官はNetflixとか知らねーのか(笑))

「新卒記者が毎年2ケタ辞める(大体15人前後)」

「震災バブル」(人の不幸でNHKの存在価値高まった!!!!)

「裁判バブル!」

「企業年金債務は3300億円突破。毎年20億円マイナス。おまえらの支給は4割カット」

「御用組合万歳」

「日本国際放送に金注入してるよーもちろん死に金だよー」

「CASカード死守」(WOWOW、スカパーと共闘だよー)

「報道のためなら裁判なんか妨害しちゃう(Winny裁判とかね。違法行為です)」

「NHKアーカイブス、全然黒字にならないよー

「人事は報道&報道番組の天下!」(おまえらいつか見てろよ by 制作局)

「もう職員はつくんなくていいよー外プロでいきなーノウハウ?しらねーよ」

「少子高齢化やばいよー2030年頃って契約世帯の絶対数が減るよー


さぁて、NHK職員の「過剰コンプライアンスによる窒息と派閥抗争経営から前途有望な若者を救え!」という声を集めたサイトへようこそ。

給与削減、専任職とかわけのわかんねー職種見直し、形だけの昇進試験などの中、

顕著だったのは、若手不足と高齢者余りの人口ピラミッドとの整合がうまくつかないこと。

相変わらずも「あんなのがAK残って、あの優秀な人がED局!?」みたいな人事が横行。

平成二ケタ入局の倍 が40代以上の各年にごっそりいるので、それらの余剰高齢者にポストも人件費も食われ、一向に若い人が楽になりません。

面接に進む方は西口受付 脇や三階通路脇にある組合報「NIPPOROフラッシュ」を見て下さい。採用計画や現場の今の問題がリアルに書かれていますので。
何かの役に立つ でしょう。


まず。

1年経たずに現実を見て失望→退職なんて日には、採用する側、される側お互いが不幸です。

そして日本型組織の会社に就社することはイコール人生をかける事を強制もされます。

情報の洪水に流される就活学生にとって、活動中に目にする、耳にする情報はどれが正しい情報なのか、常に不安と一緒です。

人事はああ言い、ネットはこう書かれ、友人はこう言う、どれが本当なんだ!」・・・という不安を解消するため、このサイトでは日本放送協会、NHKの現場がリアルに感じられるような情報を、様々な声と集約しました。


内定辞退ならいいけど、1年たたずに辞めたら現場も新採用者もお互い不幸。


「仕事は楽しいよ~やりがいあるよ~」

「上司も理解あるよ~」

「自由に意見の言える社風だね~」


とりあえずこんな創○学会みたいな軽い言葉はあてになりません。言うまでもありませんが。
仕事なんて人によって価値観、受け止め方は人それぞれ。人によっては楽な仕事も他の人には苦痛であり、またその逆も社会では当たり前の話。パワハラも人によっては軽い叱咤激励、仕事のためなら寝ないで働くなんていう労働基準法破りも当たり前、というアナクロな業界です。


ちなみにNHKとはこんな会社でもあります


「働いたら負けだと思ってる(NHK管理職 46歳)」
 「放送をやる特殊法人ではない。特殊法人が放送やっている(NHKCP 42歳)」
 「三度の飯より派閥抗争(NHK 記者 38歳)」
「(部下に)おまえはどっちの味方だ?(NHK デスク39歳)」
毎週、公用封筒で怪文書が届く」(週刊新潮 編集部)


ここから先の情報の判断は自己責任ですが、NHK職員なら100%「聞くよねー」って話ばかりです。
それではめくるめく「自分以外は敵か手下か」の世界へどうぞ。

2013年7月30日火曜日

◆動画で見るNHK職員の仕事

砧のサティアン、定年OBと病気の人が集う、NHK放送研修センター謹製の職員研修ビデオ「FRESH NHKネットワークを支える」というのを見ました。
出演者は今のマスター級2クラスの世代ですね。しかし、青山祐子は今ならNHK入局出来ていないかもですね。今は顔重視!

2013年7月29日月曜日

◆NHK職員を志す前に把握すべき事実

▼NHKのいいところ
・低レベルな安定       ・年収一割カットでもそこそこ 35歳で700万+残業代くらい
・普通の退職金(35年後は約2500万)
・自宅を買うとついてくる謎の自家所有手当  
・終身年金(自分らの頃は75までで6万くらいの401Kに移行)
・田舎で高社会的地位    ・引退老害世代へのブランド力
・住宅手当普通  ・福利厚生(年々削除) ・女性職員優遇
・タクシーは突出しない範囲で(*取材系限定)

▼NHKの悪いところ

・転勤地獄  ・年金欠損(3300億・サブプライム前) ・給与削減方針 
・受信料強制契約(衛星契約だよ) ・絶対服従の年功序列  ・硬直社内組織  ・労災揉消  
・サビ残揉消   ・超絶御用組合   ・若手過度業務集中 ・自殺多数
・記者の平均寿命 60代
・不祥事利用して社内抗争  ・言論統制(北朝鮮並)   ・即戒厳令   
・転職不可  ・鬱病・自殺者多数  ・自転車飲酒でも懲戒
・将来性不透明(受信料値下げ 再就職先消滅)

· 3000億円超という巨額の年金欠損金に代表する高齢者優遇システム
· 人事を武器に仕事より派閥抗争LOVEな企業風土

· 東大院やIVY出ても弁当パシリ-学歴無用、能力無用、バカでも何でも敬う年功序列の絶対服従文化
・単調きわまりない地方局の放送、組織構造の弊害が招くつまらない番組(面白いのはぜーんぶ外部プロダクション)
· 採用年によって職員の能力、ポテンシャルの著しいギャップ
· パワハラ上等、サービス残業ギネス級、コンプライアンスなんか言葉だらけの独自文化
· 株をやっても「遺憾」の手紙で終わっちゃう冗談のような報道局優遇組織(三人の生け贄で終了)
· 退職者は負け組と唾棄する洗脳システム
· 10年勤めてもノンリニア編集一つ身につかないPDの大量生産
· キックバックのせいか記録方式が多様と混乱を極める放送技術
· これらのせいで止まらない若年退職者と人手不足による激務の負のスパイラル
・組織と職種で異なる処罰基準(巨悪は出世し、それ以外は切り捨て見せしめ。)


ちなみに、これらは2008年5月27日発表のインサイダー取引 第三者調査委員会報告書 で裏付けられたばかりか、改めてばれた三人のみを悪人として罰し、疑わしきは罰しないと検証番組で明言したところ

「組織自体がとんでもない」「人事がおかしい」(立花隆)「確かに人事や育成がうまくいっていない」(今井副会長)
ともはや笑うしかない状況。

そして、ついに

「職員給与は一律カット!」 (2013発表)
タイタニック号とも揶揄される放送業界の巨艦NHK。進むか、逃げるか、ともに沈むか? ゴミの中に宝があるかどうかの見極めは、メディアを読み解く力が試されるあなた次第。

なお、真実かどうかは保障の限りではありませんが、かなりリアルすぎてみな驚いています。これは@wikiで以前公開されてたいながら突如消えたコンテンツを有志の手で復活した物です。

ここに来てしまった悩み中のNHK職員の方へ
なお、あなたがここにふらふらとやってきたNHK関係者で、退職を考えていましたら、 せっかくですのでサービス残業代請求法を。
どうせ組合はなーーーーーんの頼りにもなりませんし、たくさん犠牲にしてるでしょ?
ICカードの入退場は打刻と連動していません。また、名ばかり管理職のマスター職制にも有効です

そういうことでわりとアナログな作業ですが、
まずは皆さんおなじみ、NOCの先の「SMaRT」にアクセスし

▼上司改ざん前の勤務表 
▼上司改ざん後の勤務表 
▼給与明細       
▼勤務線表or 5300出稿記録
の4つを毎月プリントアウト保存し、退職時に未払い残業分を「時間外手当支払い請求書として配達記録、あるいは内容証明で「会長宛」に請求してください。
雀の涙ほどの若手の退職金以上の残業代、和解金を手に入れることもできます。

▼残業代算出方法
1.自分の基本給を平日の勤務日で割り、それを所定の勤務時間、つまり8時間で割って時給を出す
2.本当の残業時間にそれをかけて計算。休日や深夜などの割り増しを忘れずに。
3.徹宵となっていたらその手当も加算してください
4.そこから出てきた額から給与明細上の残業手当を引き、あとは請求したい月ごとに出しましょう。
5.さらに最初の未払い日から起算して年率の法定金利をかけてください。

請求書の文言は
「私は、貴協会から支払期日が経過した下記1の給与の支払いを受けていません。
つきましては、平成○○年○月○日までに同給与を下記2の口座への銀行振込に
よりお支払いいただくよう請求いたします。
なお、請求金額について異議がある場合はご連絡下さい。
もし、上記期日までにお支払いなき場合には労働基準法第104条第1項に基づき
○○労働基準監督署長あるいは同署労働基準監督官に対して
賃金未払の旨を申告せざるを得なくなりますのでご了承ください」

期限は一週間ほどでいいでしょう。
これで一発で総務系の労務担当管理職が連絡をしてきます。
お役所会社は「外からのチェック」が大嫌いなので、効果一発です。大体正当な権利行使ですし。

▼請求書と一緒に
・ 局の出入りの資料とかパソコンの資料(協会からの貸与パソコン上で更新日時がわかるもの。例えばウィンドウのキャプチャーなど)
・ 出稿した原稿や台本の刷り上げ、テープのコピー発注など時間がわかる証拠のコピー
・ 3通での鍵の貸し出し、返却記録→写メとかで撮影したもの
・ 深夜のタクシーチケット、 取材先と会った記録
・ メールの送受信記録、特に送信(仕事関係なら自宅アドレスでもOK)
とか全て確保しておけば、完勝です。

もしNHKが応じない場合は、労働審判か労働基準監督署、労働問題扱う弁護士に相談しましょう。
但し時効成立が2年なので、退職時から2年分しか請求できませんのでご注意下さい。

また、もし給与明細を紛失した場合は「総合事務センター」か「企画総務」に請求してください。「転職先との給与の相談で」とか言えば出してくれますし、個人の債権にあたる部分ですから拒否権は無いです。

これで退職後600万円くらい勝ち取ることができるかもしれません(実際、何人もいるそうです)。


2013年7月27日土曜日

◆NHK職員は早死にが・・・

多い。 この一言に尽きます。自殺と病死が本当に少なくない。

自殺は私が知っているだけでも代々木公園駅飛び込み、自宅で縊死、局で飛び降り、局で縊死など、軽く10人を突破します。

なお、ここ一ヶ月で現役職員が2名亡くなっています。 一人は首都圏放送センターの女性のS記者。まだ31歳。 春にも元気にリポートしていたのですが死因は不明。

もう一人は病気療養中だった渡辺英紀元アナ。49歳で亡くなっています。

このほか、メンタルで休職している職員は組合報告ベースで全職場に最低一人はいる計算です。一万人しかいない職場にしちゃブラックな死亡率。

体力も精神もすり減らす人多いんですよね。

ついでに記者の平均寿命は64とか言われています。

2013年7月26日金曜日

◆待遇~NHK職員の給料はこんなもんだよ。いいなぁTBS


これは独自に入手した東京で働く、入局10年たって転職も難しくなってきた4等級と言われる職員の給与明細です。(※もちろんプライバシーには配慮した形になっています。)
「残業50時間でサービス残業100時間くらい、
土日勤務、代休処理、深夜早朝など、人間の極限で可能な労働時間で出た金額。
多分、同期で残業最高峰の水準だけど、暇な人と3万円しか変わらずショックだった」

数字をご覧いただければわかるが、基準外賃金=残業代が無い限りは、普通の給与水準と言って過言ではなく、いわゆる残業代で担保されていると言って過言ではない。
この額から推算すると10年後、34歳を迎える年の年収は
53万×12+ボーナス180万円として、額面800万円くらいになると推算できる。
ただし、かなりの天引きがあって手取りはほぼ基準賃金並み、可処分所得は500万円くらいと言えよう。

一般に高給と誤解される同じ年の記者は、残業代が多めに出る。
残業50時間+深夜早朝加算25時間+諸手当で26万円くらいと言われる。
うちサービス残業80時間)で手取り計算40万円ほど、額面年収で900万円に到達するレベルである。

民放や大手新聞社よりは低い水準であり、巷間言われる30で1000万というのは無い。
なお、経営委員長が言うように受信料値下げ、年金穴埋めを考えたら、今の水準がピークで下がるか維持が精一杯、と言われている。

参考までにTBSの最近の組合報から。30歳でボーナス夏冬合算300万円超という資料もアップ。残業代も青天井だし、地方系列出向以外の転勤無いし、うらやましいね。このほか春にも何か賞与がでるんだそうで。
Q では年収はどのくらい?
A 全職種スタートはこちら
· 大学卒(22歳):213,360円  大学院(修士)卒(24歳):227,210円
· 昇給年1回、賞与年2回
· 勤務時間 1週平均37.5時間(フレックスタイム制度あり)※平成18年度実績

この実績から入局一年目はおおよそ450万円くらい。30歳記者で残業込みだと800万くらい。これは、住居手当や家族手当などを含んだ額とも言われる。ちなみに総務省の発表だと一人平均1163万円(40.3歳)。
また、部長級(50歳超えたくらい)になると確定申告に近いぐらいの給与、つまり2000万円くらいになり、局長になるとピーク。理事は現在自主返納中なので下がるらし い。 ただし、理事に昇格の際に一度退職金がもらえる。会長の給与は3100万円。副会長2770万円、専務理事2420万円、理事は2256万円。昨日退任し た某理事は「理事になって下がっちゃったよー」と周囲に愚痴をこぼしたとか。 同じく昨日退任した別の理事は家族全員がいのしし年である。

Q 残業はある?
A どうやらメチャクチャにある。 忙しい部署では月160時間超えることもあるとか。  
記者は残業を多めに申告できる。それ以上は何百時間働いても労使で決められた時間までしか出ない。PDなどそれ以外の職種は50時間分まで。しかし、大人の事情で0.5時間ずつ減額して申告するらしい。


Q 残業代は?A 49.5時間満額で約15万円前後。記者はその倍の30万円前後。これに深夜割り増し、土日割り増しがつくとか。基本給によって算定基準は異なる。

Q  退職金はどんな感じ?
A  勤務在籍の月数によって決まり、基本給×基準倍率の数字です。   
長くいれば居るほど増える倍々ゲーム。   
在籍0月は基本給×0。在籍10年で基本給×6.8。在籍に20年で×17.91。35年で×40。   
60歳退職で2200万円くらいと算定されるとか。   
10年目でやめると180万円くらいです。
理事になると一度もらえ、理事も辞めるとさらにもう一度もらえる他、夫婦で理事なら億近くも可能かも。 なお、二期務めた海老沢元会長の1億といわれる退職金は今も凍結中。  
もちろん全て受信料が原資なので、受信料値下げと義務化問題が発生した際には大幅に減額される可能性必至。

Q 先輩は優しい?
A 懇親会などに出た先輩は優しい。しかし、記者やPDの現場は実際は大変。パワハラまがいの言動も少なくなく、鬱病休職者と若い人(30以下?)の離職者が増大中。
逆転不可能な年功序列が災いする理不尽な命令が基本。

Q 配属は?
A ほぼ間違いなく地方からスタート。芸能などは最初に東京でその後で地方という異動もある。

Q 転勤は?
A 転勤は全国、海外どこでもある。
· 【記者、映像取材、アナウンサー、制作・送出技術】・・全国ドサ周りか、東京にあがったあとで、ずっと東京か地方と東京の往復、あるいは海外総支局へと赴任する。
地方3年→拠点3年という異動式へ移行中
· 【PD】・・・最初は地方でその後4〜5年で東京へ。その後はほぼ4〜5年ごとに東京と地方の往復。優秀なPDは東京在籍が長くなる。拠点局は最初に報道、制作と色分けされ、その後の協会人生を一生左右する。
· 【営業・放送管理・経理・総務・受信技術】記者らと近い転勤の動き。3大都市の営業は営業センターという拠点への移動も有り。
· 【技術(放送技術研究所)】・・・世田谷区にある放送技術研究所で研究生活に入る

Q 出向はある?
A PD、技術、アナ、事業など記者をのぞく各職種で関連団体への出向がある。4等級と言われる給与になると管理職扱いで見なし管理職となる。 出向手当がつき、代わりに残業代は無し。
これでサービス残業させ放題へ(笑)

Q 老後は?
A 定年退職後はNHKの関連団体に再雇用してもらえるらしい。天下り先でも1000万円くらいとか。また、厚生年金に加えてNHK年金が終身で支払われる。某雑誌によると月30万。

Q その他の厚生関係は?
A 全国に保養所があり、京都は新築で人気。しかし、年々削減中。
各放送局に診療所がついており、どんなに高くても1000円で診察を受けられる。NHK健康保険組合で職員とNHKの間で負担して運営されている。 この職員負担率が年々微妙にアップ。

Q 職員のメリットは?
A 安定企業なのでローンが借りやすい。カードの与信もつきやすい。住宅ローンはNHK共済会から4%前後で借りられる、年末に金利分が返ってくるというマジックローン。しかしながら上司の判子が必要で、これが事実上の転勤異動承諾書とも言われている。

Q 受信料契約は天引き?A 各地方での4週間の受信料徴収研修のあと、BSデジタル契約を結ぶ。あくまで別途の契約者扱い。

Q ネット環境などは?
A  当然といえば当然だが、パソコンは貸与。ただし、某巨大掲示板やmixiなどの閲覧は警告が発せられる。またJP2という管理ソフトがインストールされ ており、各パソコンの使用状況、ネット閲覧履歴は監視されている。記者や報道番組ディレクターは携帯電話(FOMA)が別途貸与されるが、私用は厳禁。 NHKニュース速報がメールで配信されるので、地震の際はこれを合図に局に出局が義務。

2013年7月3日水曜日

◆NHKキャリア採用とは

ここ10年ほど、NHKにおいても秋採用が一般的になりました。その採用数はグッと少ないですが、春採用の新卒内定辞退の補充に加え、退職者の補充という面から社会人の即戦力採用となります。
また、契約職員、あるいは関連団体のプロパー社員を正式に職員とするシステムとしても機能しています。
秋採用は社会人採用公式ページをご覧いただければわかりますが、全職種です。
ではどんな人が採用されているのでしょうか?

●記者
新聞社や通信社、地方民放。まれに一般企業で報道にやる気のある人。
●ディレクター
制作会社でバリバリやっていた人、ドキュメンタリー志向が強い人、地方民放、長年NHKの番組にスタッフとして関わった人。
●報道カメラマン
まあ地方民放とか制作会社から。
●アナウンサー
地方民放などからいました。
●経理・法務
公認会計士や弁護士を数年に一人雇用することがあります。
●技術
NTSのプロパーや通信系技術の転職者など
●営業
自動車のディーラーや銀行など、対面営業の経験者。受信料委託会社などを恫喝できる人。

簡単に言えば、ざっとこんな感じです。

あと、NHKの関連子会社で数年我慢→推薦を受けてキャリア受験し採用・・・・という裏技もあります。 これ、結構多いです。地方とかで。

しかし!
問題はテレビのニュース制作は映像の流れとのご相談であることもあり、また文章の作り方が違うため、新聞や通信社からの転職者はかえって自由度が鈍ることがあります。
もう一つの問題点はNHKが驚異の年功序列優先主義であることです。
新卒からの純血主義の強いNHKでは「○年生」という学校のような用語がでまわりますので、
 NHK内での現場経験キャリア > 社会人としてのキャリア

が尊重されます。そのため、経験者の実績の評価は超軽視。
さらに中途採用者差別があります。要はNHK歴が長いほど外の価値観や実績を鷹揚に認められないことから「お前は○○出身なのに、こんな程度か」と一種のパワハラの洗礼を浴びせ、逆らえないように服従を強いる仕組みがあります。
さらに、派閥所属があいまい派閥所属歴が短いため出世が難しくなります
冗談のような話ですが、かなり実話です。
そのため、中途採用は適当なところで関連団体巡りなどが発生します。


中途入局者もNHK独自の閉鎖的価値観があまりに社会人の常識と違うことや、上記の差別と価値観の対立からNHKのカルチャーや仕組みになかなかなじめません。
そのため、中途採用者の再転職が少なくありません。

・某大手新聞社の記者は暴力パワハラで退職
・某通信社からの記者は専門外ばかりやらされ(NHK的教育で新卒と同じ事をさせる)退職
・アナウンサーはずっとアナウンスをさせてもらえず退職
・PDはNHKのあまりの不自由さに絶望して退職
・受信料営業は営業じゃなかったと悟って退職

などという例が散見されます。
ここに中途採用者の生の言葉を紹介しましょう。

「こんなはずじゃなかった。聞かされていた話とも違うし、人生失敗したよ」
「いやあ、驚くことがいっぱいあって毎日が面白いよ、この会社。いざとなったらまた転職するさ」

この言葉をはく余裕がないと、まるで元々NHKの職員だったように人格が改造されています。

社会人のみなさん、NHKへの転職は慎重に。

2013年7月1日月曜日

◆協会人生ブラック編FAQ

Q ブラックの極みは?
A 簡単に言えば
プライベートがない。
・自由がない。
・平日、休日関係なく、市の境界、県境を越える時はデスクや上司の許可が必要。
・海外旅行も事前に協会の許可が必要。
・休暇中でも連絡があれば即座に反応して放送に対応しなければ行けない
・休暇先で何か起きたら率先して連絡して「仕事やります」と志願が必要。

Q 記者の一日は?
A 朝が早くて夜遅い。一年目だと朝5時起き、警察など朝回りして9時頃出局。もしくは記者クラブ直行。
10 時頃の朝会に出た後、取材に出るか昼ニュースの原稿書き。また、各クラブでブリーフィングや会見などに出て、原稿を書き、デスクと内容のやりとりを進め る。 これが夕方の夜ニュースやニュース7担当だとそれぞれの原稿を書く。担当の度合いによってはスタジオ解説、立ちリポートなどもやる。 大事件が勃発すると、どれだけ断られようとも取材先を周り、そこから原稿を書いて送る。 帰宅は深夜。
泊まり勤務では翌朝のニュースの原稿をそろえて泊まりデスクとお茶会(地方局)。
朝の字幕送出などもする。

Q 記者におけるブラック度は?
A 主にこんなの
· デスクや先輩の パワハラ 、セクハラ。ネチネチ 人間性を否定される言葉の暴力 を衆人環視で受ける。
· プライベートがない。局から携帯電話を与えられ、本当に細かいことでも24時間電話が来る。
· 休みがない。月3日休めれば良い方。
· 鬱病になっても休めない。
· 宴会での司会進行がシビアにチェックされる。
· スーツ代がかかる。毎日着ていくので。
· 出世や昇級、異動がクリアじゃない。人脈、コネ、派閥が影響するのでまじめに働いても報われるとは限らない。
· 国際部に行っても海外支局に行くわけではない。支局長が政治部だったりするなど、部局間ヒエラルキーが露骨。
· 必ずしも東京に行けない。ずーっと地方のままもある。
· 「テレビニュース」という字幕だけを担当する部署に行くと記者生命が絶たれる。
· 政治=社会>経済>科学文化>国際>>>>首都圏>>>>拠点>スポーツ>ラジオセンター>地方

Q PDの業務は?
A 業務は番組制作全般。番組自体、もしくは番組の中身を企画し、CPやデスクに提案し、さらにCPやデスクが編成に提案して番組が通ると制作決定となる。 制作は取材、構成書き、カメラマンと打ち合わせ、ロケ、編集、試写、制作・・・となる。
最後のエンドロールに自分の名前が出る事は決して多くない
スタジオ番組は企画、出演交渉、美術発注、収録もしくは生放送、となる。芸能人やアナウンサーと直接仕事できる。 時期によって繁閑の波が激しかったのも今は昔。数年前からの若手職員退職で慢性的な人手不足。
特に地方では最近内外から不評の夕方5時台から撤退し、少し余裕が生まれたとはいえこの傾向に歯止めがかからず、若い職員が定着しないまま高齢化が進んでいる。
なお、レギュラー番組を仕切るまで10年近くは要する

Q PDにおけるブラック度は?
· 予算削減の折、編集マンを雇えず、自分で取材、編集、MA、完パケをやるのは良いとして、制作スパンの短縮と一人あたりの担当数が激増し、労働量も激増している。
・   年功序列のため、年配の技術スタッフが現場監督の座を奪う事が少なくない。
· 残業が割に合わない。明らかに記者以上に働いても、50時間までしか申告できない。
· 異動が人質材料になるため、管理職に逆らえない。
· 記者以上にパワハラ管理職が多いらしい。 深夜徹夜続きの編集室の試写でPDをいじめ抜いて番組を作っていく。そのため番組はPDのものでなくCPの物という見立てもある。
· この試写が平均3回くらいある。
· 一度報道、あるいは制作などの色が決まるとそこから脱出できない。方向性を変えるには地方の異動で「禊ぎ」をするしかない。つまり派閥争いの弊害。
· そのくせ管理職が他部署に弱い。女子アナや記者管理職の一言でPDをへろへろにして作った台本や構成を平気でひっくり返す。PDが絶望する瞬間。
· 労働量が激増しているのに、CPがパワハラで追い打ちをかける。
· こんな中からでも「師匠」となるCPを見つけ、派閥の流れに乗らないと一生冷や飯を食う。
· 番組が命なのに、演出をほとんど要さない「報道局番組部・旧政治番組」経験者の出世が早い。彼らの担当は主に日曜討論や選挙番組。
· 制作局においての出世は、視聴率が良い番組を抱える組織ごとに決まる。昔は教養、経済社会が強かったが、今は科学・環境の天下。芸能も強いが2004年の不祥事以降は沈滞気味。ただしドラマは強い。
· 昔は管理職の正月の「餅つき」に呼ばれるか否かで出世が左右された。
· 芸能人と仕事するかと行って個人的に仲良くなるケースは希。

Q タクシーチケット使えないの?
A 公共交通機関が動いている時間は無理。最近は深夜帰宅でも始発まで待つ部署もある。
記者は政治部や社会部など東京においてはハイヤーで取材できる。なお、会長はセンチュリーの送迎だが、理事は電車通勤。 まめに監査実行。

Q 出世競争について
A  PD欄で既出だが、とにかく政治に関わる、政治部と仲良くなることが必須。 部下を手足とし、信じる上に平身低頭し、週刊誌を使って敵対派閥を攻撃する、政治家を使ってプレッシャーをかけるなどが日常的に行われる。 しかしかなり偉くなっても派閥抗争の結果、派閥ごと左遷というのもよくあるので、最後まで気が抜けない。

Q これの悪影響は?
A 派閥争い、出世競争の割を食って番組の内容が正当に評価されない。視聴率や評判がよい番組でも偉い人が「あれつまんないな」と言ったら、その時点で番組の終了とPDや記者の評価が決まる。当然異動にも影響する。

Q 組織統制が強いって本当ですか?
A  非常に強い。総監視社会ともいえ、長年、スターリン風ソ連型の組織を維持してきた。告発など組織に敵対する人間は危険分子とされ、関連団体や放送文化研 究所、川口アーカイブスなどへわかりやすい異動をする。これは辞めた人間らにも同等で「この業界で働き続けたいならわかってるよな?」的なプレッシャーを 与える(エピソード多数)。
一応コンプライアンス室があるが、ここに通報した職員は逆に左遷されたケースも少なくはないといわれる。そのた め、セクハラはじめ各種トラブルなどは外部の弁護士などに相談した方が万事穏便にいくことがあるが、人事的な報復を受けることも少なくはない。 なお、この風潮が各末端組織単位にまで行き渡っている。

希望職種の変更を申し出た者、転職した人間などに対し「脱北者」という呼び名も存在するらしい。

また、インターネット等への情報書き込みは非常に制限され、ばれたら処分が待っていると言われ、株の取引より職員に与える心理プレッシャーは大きい。

Q 組合は機能していないのか?
A  全一般職が加入する「日本放送労働組合」はあくまで労使調整機関でしかない。いわゆる残業問題、過重労働問題では、SMaRTと呼ばれる職員勤務管理端 末の出退勤時間を「36協定」の内に自己修正させるという、事実上のサービス残業を組合員側に強制するなど組合としての体はなしていない。 労働基準監督署に立ち入られた際に、経営側と口裏あわせをすることも厭わない。
こうした労使一体の表沙汰にならない秘密が多く存在するため、組合の幹部を経験すると管理職着任後に出世が早い。

Q 地方局はつらいのか?
A 悪名高き「夕方五時台」という地域放送ローカル番組が無くなったので、以前のような殺人的なつらさは無くなった。
しかし、地方には玉石混淆の人間の存在、生活環境の激変、独り身のわびしさ、少人数のための人間関係のこじれ、学歴逆差別、東京の縦割り組織の理屈の押しつけなどで嫌になる日々も多く、これも近年の若年退職者増の一員ともなっている。
傾向的に年次が高いほど学歴、知識レベル、IT知識などが乏しい場合も多く、新卒の方が情報感度が高いことが少なくない。
また少人数から経験の薄い先輩が後輩に先輩風を吹かす事もネガティブに働く。
過去に「ここにいたらセンスが悪くなる」と言って一年で地方局を退職した人間もいる。

Q この他は?
A これだけ待遇悪化が進むのに世間からつまらない、廃止しろ、民営化しちゃえとか言われ、頭のおかしい統合失調症のネトウヨには絡まれる。まさに内憂外患。